ベタはタイのメコン川流域原産の熱帯魚。現地では、大きな川や水田などに棲んでいます。ベタの主なエサは、動物性プランクトンやボウフラのような昆虫の幼虫類。
ベタはもともとオスが縄張りを持つ性質があり、縄張りの中に入るものを威嚇・攻撃します。それは飼育しているベタでも例外ではなく、この性質を利用して2匹のオス同士を戦わせて楽しむために飼われるようになりました。「闘魚」という名前も、こうした性質からきています。
ベタはこのように、本来は戦わせて楽しむためのものでしたが、より強い個体を求める品種改良の結果、見た目が美しいものが現われ、観賞用としても飼われるようになって、今に至っています。